IT COLUMN
AI時代のホームページ制作。公開前に確認したい7つのポイント
AIを活用してホームページをつくるときも、完成を判断する基準は訪問者が必要な情報を理解し、迷わず行動できるかどうかです。制作担当者と公開責任者が共有しておきたい7つの確認項目を整理します。

ページの役割が、一言で説明できるか
企業サイトには、会社を知ってもらう、サービスを比較してもらう、採用へ応募してもらうなど、異なる役割があります。一つのページにすべてを詰め込む前に、主な読者と、その人が知りたいことを整理しましょう。
例えばサービス紹介なら、対象となる課題、支援内容、依頼までの流れ、相談先を一続きで理解できる構成にします。担当者以外の人にページを見てもらい、「何を相談できる会社だと感じたか」を聞くと、説明が足りない部分を確かめられます。
会社情報と提供条件を照合したか
会社名、所在地、役職、サービス名、金額、対応範囲、実績の数字は、承認済みの資料や最新の公式情報と照合します。文章が読みやすく整っていても、根拠のない実績や、実際には提供していないサービスが混ざっていないか確認が必要です。
とくに「無料」「最短」「すべて対応」といった表現は、適用条件まで同じページで伝わるかを見直します。読み手が受け取る期待と、実際の提供内容を合わせることが、公開前の大切な確認になります。
スマホで無理なく読めるか
PCで整っていても、スマホでは見出しが細かく分かれたり、画像内の文字が小さくなったりする場合があります。端末の幅を変えて、ページの先頭から最後まで確認します。本文の読みやすさに加え、追尾メニューが文章やボタンを隠していないかも見ておきましょう。
見出しは見た目の大きさだけでなく、内容の階層に合わせて構成します。W3Cの解説でも、適切なページ構造や見出しが、必要な情報への移動を助けることが示されています。
写真が本文の内容を伝えているか
雰囲気がよい写真でも、紹介している業務やサービスと対応していなければ、内容の理解を助けられません。打ち合わせ、制作、運用、現地活動など、その場所で伝えたい行動が写っているかを確認します。
スマホ向けに切り抜いた際、顔だけが残ってPCや手元が見えなくなっていないか、写真に重ねた文字が重要な部分を隠していないかも確認しましょう。生成画像を使う場合は、実在するスタッフや施設、実際の導入画面と誤認させない説明と使い方を選びます。
問い合わせを最後まで完了できるか
ボタンが押せることと、問い合わせが届くことは別の確認です。許可されたテスト環境やテスト送信の手順で、入力、エラー表示、送信完了、担当者側での受信まで確かめます。必須項目が多すぎないか、入力を間違えた場所が分かるかも大切です。
W3Cは、入力項目のラベル、入力方法の説明、エラーや完了の通知を、フォームを使いやすくする要素として整理しています。迷った人が入力をやり直せる流れまで、確認項目に含めましょう。
必要な情報へ、リンクからたどり着けるか
会社概要、サービス、実績、お問い合わせが、それぞれ孤立していないかを確認します。例えば実績記事を読んだ人が、関連するサービスや相談先へ進めると、次の判断に必要な情報を探しやすくなります。
タイトルや説明文はページごとの内容に合わせ、社名や主要な情報は画像だけに閉じ込めず、本文にも記載します。公開対象のページが検索を拒否する設定になっていないか、移転したページへの古いリンクが残っていないかは、制作担当者と確認しておきましょう。
公開後に更新できる体制があるか
公開日を決めるのと一緒に、情報を見直す担当、修正依頼の出し方、公開前の確認者を決めます。キャンペーン、募集情報、料金、営業時間など、期限や条件が変わる内容は、見直す日も記録しておきましょう。
公開後は、問い合わせの件数だけでなく、どのページが読まれ、どこで迷われているかを見て改善します。最初からすべてを完成させようとするより、更新できる状態をつくり、読者の反応をもとに情報を育てていくことが大切です。
- 情報を更新する担当者が決まっている
- 修正から公開までの確認手順が分かる
- 期限のある情報に見直し日を設定している
- 公開後に確かめる項目を共有している
まず取り組むこと
まずスマホで、トップページから目的のサービスを探し、問い合わせ先まで進んでみてください。そこで迷った言葉、探しにくかった情報、押しづらかったボタンが、最初の改修候補です。
目次に戻る

