IT COLUMN
伝わるLPは、デザインの前に決まる。構成づくりの基本
見た目は整っているのに、何を相談できるのかが伝わりにくい。ランディングページを見直すときは、色や装飾を変える前に、訪問者の疑問に答える順序を確かめてみましょう。制作の出発点となる構成の考え方を紹介します。

最初に決めるのは、誰のどんな相談に応えるか
「企業向けサービス」という対象だけでは、読者が抱える疑問を絞れません。新しく始めたい人なのか、現在のやり方を改善したい人なのか、すでに比較検討している人なのかを考えます。同じサービスでも、最初に伝えるべき情報は異なります。
訪問者が見る広告やSNS投稿も、一緒に確認しましょう。業務の悩みを解決する案内を見て来た人へ、最初に会社の沿革だけを説明すると、期待した情報へたどり着くまで時間がかかります。入口で生まれた関心を、ページの冒頭で受け止めます。
冒頭では、相談できる内容を簡潔に伝える
キャッチコピーは印象に残ることに加え、何を提供するページかが分かることも大切です。抽象的な言葉を使う場合は、近くに対象、支援内容、利用する場面を説明します。読み手が自分に関係するサービスか判断できる状態を目指します。
例えば業務支援の案内なら、何の作業を、どこまで支援するかを具体的にします。「すべて解決」と広く約束するより、確認済みの提供範囲を丁寧に伝える方が、相談時の認識を合わせやすくなります。見出しと本文で説明が食い違わないかも確認します。
特徴の後に、判断できる情報を置く
強みを並べた後は、その説明を確かめる材料を用意します。支援の進め方、成果物の例、担当する範囲、公開可能な実績などです。実績を載せる場合は掲載の許可と根拠を確認し、紹介している条件が今回のサービスにも当てはまるかを見直します。
料金の確認方法、準備するもの、対象外となる内容も、検討する人にとって重要な情報です。読み手が相談前に知りたい条件を後回しにせず、必要な場所で説明しましょう。情報が多い場合は、見出しごとの役割を決めると整理できます。
サービス相談用LPの構成例
対象の悩みと支援内容 よくある課題 支援の進め方と提供範囲 確認できる実績・成果物 条件とよくある質問 相談後の流れと問い合わせ先
ボタンの言葉と、その先の画面を合わせる
「資料を見る」と書いてあるのに、遷移先が説明のない長い入力フォームでは戸惑いが生じます。ボタンを押すと何が起こるか、どの情報が必要かを、押す前に分かるようにします。相談、見積もり、資料請求では、訪問者が期待する行動も違います。
問い合わせ後の連絡方法や流れは、実際の運用で対応できる内容を記載します。返信時間などの約束を入れる場合も、担当者と確認してからにしましょう。ページの役割は申込みを集めるだけでなく、次の対話を始めやすくすることにもあります。
文章だけで読んでも、筋が通るか確かめる
構成ができたら、画像や装飾を外した状態を想像して、見出しだけを順に読みます。課題から支援内容、根拠、条件、相談へ無理なくつながるかを確認します。似た説明が繰り返されている場合は、それぞれの役割を分けるか、まとめられないか検討します。
その後でスマホ表示を確認し、説明が途切れたり、画像内の文字が読めなくなったりしていないかを見ます。公開後の改善では、変更箇所と理由を残すと、どの仮説を確かめたのか振り返りやすくなります。構成と表現を一緒に育てていきましょう。
まず取り組むこと
作成中のLPについて、訪問者が知りたい質問を五つ書き出してください。現在の見出しが、その質問に順番に答えているかを確かめるところから始められます。
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